女性用育毛剤による頭皮の赤みは薄毛悪化の合図?炎症の原因や対策法などを詳しく解説

女性用育毛剤による頭皮の赤みは薄毛悪化の合図?炎症の原因や対策法などを詳しく解説 『育毛剤をつけたらすぐに頭皮が赤くなった』 『育毛剤を変えたら地肌がヒリヒリして赤みが出た』 『育毛剤を付けたら染みたので鏡で見たら赤いブツブツができていた』こんな経験ありませんか? 育毛剤で起こる赤みは、ただ地肌が赤くなっているだけではなく、炎症を起こしている状態です。 頭皮の炎症は、そのまま放置していると薄毛の原因になるので、少しでも早く対処することが大切。 そこで今回は、育毛剤で頭皮が赤くなる原因や育毛剤で頭皮が赤くなると薄毛が悪化する理由、育毛剤で頭皮が赤くなった時の対策法などを解説します。 もちろん、頭皮が赤くならない育毛剤の選び方もご紹介しますので、参考にしてください。

育毛剤で頭皮が赤くなる原因

まず、育毛剤で起こる頭皮の赤みの原因を探っていきましょう。
  • 肌質に合わなかった
  • 配合成分が強すぎた
  • 血行が良くなった

肌質に合わなかった

1つ目の原因は、肌質と成分の相性です。 頭皮にも顔と同じように肌質があり、個人によって違います。そのため、肌質に合わない成分が配合された育毛剤を使うと、赤くなることがあります。 ただ、頭皮の肌質を調べるって、あまりしませんよね。そこで簡単に頭皮の肌質を確かめる方法を紹介します。

用意するもの

500円玉

500円玉

タオル

タオル
頭皮とほぼ同じ皮脂量のおでこに500円玉を貼りつけるだけで、肌質が確認できます。

頭皮の肌質を500円玉で確かめる方法

  • タオルでおでこを軽く拭く
  • 上を向いておでこに500円玉を乗せる
  • そのまま正面を向く
  • 500円玉が落ちるまでの秒数を数える

落ちた時間でわかる肌質

  • すぐに落ちた・・・超乾燥肌
  • 3秒以内・・・乾燥肌
  • 3秒・・・普通肌
  • 3秒~5秒・・・オイリー肌(脂性肌)
  • 5秒以上・・・超オイリー肌(超脂性肌)
このように肌質を確かめることで、頭皮が赤くならない育毛剤選びがスムーズにできるようになります。

配合成分が強すぎた

2つ目の原因は、育毛剤に配合されている成分の刺激が強すぎるからです。 女性用育毛剤は、低刺激を基本に作られていますが、薄毛改善効果の高い刺激性成分が配合されていることもあるので、気をつけなければいけません。 とくに副作用が強く出る医薬品の育毛剤は、頭皮の炎症だけではなく、かゆみや痛みを併発することもあるので、使う時は医師の診断や薬剤師の説明が必要です。 また、副作用が少ないと言われている天然植物エキスで、頭皮が赤くなることもあります。 ですから、育毛剤を選ぶ時は、配合されている成分を確認することが大切です。

血行が良くなった

3つ目の原因は、血行促進です。 髪の毛は血液中に含まれる栄養素や酸素を材料に作られているので、育毛剤には血液の流れを良くする血行促進成分が含まれています。 そのため、頭皮の表面に近い毛細血管が広がって、血流が多くなり、透けて赤みとして現れます。 この場合、赤み以外の症状が出ずに短い期間で治まるので、あまり心配することはありません。 しかし、血行促進による赤みと、それ以外で起こる赤みの区別は難しいので、症状が出たら育毛剤の使用は一旦中止しましょう。

育毛剤による頭皮の赤みが薄毛を悪化させる理由

育毛剤を使って起こる頭皮の赤みは、抜け毛を増やし、髪の毛の成長速度を遅くします。そのため、早めの改善が必要です。 でも、どうして育毛剤で起こる頭皮の赤みが薄毛を悪化させるのでしょうか?その理由は次の3つ。
  • 毛穴の炎症
  • 毛根の栄養不足
  • 頭皮や毛穴の乾燥
それぞれを1つずつ解説します。

毛穴の炎症

1つ目の理由は、毛穴の炎症です。 頭皮が赤くなると、必然的に毛穴にも同じことが起こります。 頭皮の炎症は表面に現れますが、毛穴の場合、毛根を包んでいる内部にまで赤みが広がり、ダメージとなります。 そのため、毛根との結びつきが弱くなり、抜けやすい毛髪ばかりが増加。薄毛が悪化します。 また、毛穴内部の炎症は、頭皮の赤みよりも改善に時間が掛かり、とても厄介です。

毛根の栄養不足

毛根の栄養不足 2つ目の理由は、毛根の栄養不足。 髪の毛は毛根が毛細血管によって運ばれてくる血液を受け取ることで太くなります。 しかし、頭皮や毛穴が赤くなると、炎症物質が血管細胞の結びつきを弱めるため、すき間ができ、血液が流出します。 そのため毛根に十分な血液が届かず、栄養不足が起こり、太かった毛が徐々に細くなってしまうのです。 また、毛根内にある髪の毛を作る細胞の働きが低下して、新しく生えるはずの毛髪が生えてこなくなります。 ですから、毛根に栄養が行き届かなくなると、薄毛を改善するのに時間が掛かってしまいます。

頭皮や毛穴の乾燥

頭皮や毛穴の乾燥 3つ目の理由は、頭皮や毛穴の乾燥です。 頭皮や毛穴が炎症を起こすと、その部分に血液が集中するため、熱を帯びた状態になり、内部の水分が蒸発します。 そのため、頭皮全体に乾燥が進み、紫外線などの刺激を受けやすくなり、毛根内部の細胞が傷つきます。 また、頭皮がカサカサに乾燥すると弾力が失われて表面が硬くなり、毛細血管が圧迫されて、髪の毛の成長に必要な血液が毛根まで届きません。 このように育毛剤で起こる頭皮の赤みは、抜け毛を増やして、太かった毛を細くします。 そこで次の章では、育毛剤で頭皮が赤くなった時の対策方法を解説します。

育毛剤で頭皮が赤くなった時の対策法

育毛剤を使って頭皮に赤みや炎症が起こったら、どうしたらいいのでしょうか?対策方法を一緒に見てみましょう。
  • 一時使用を中止して様子を見る
    • 赤みだけの場合
    • 赤み+他の症状がある場合
  • 市販の薬は塗らない
  • 悪化したら皮膚科へ
上記の3つの対策方法について詳しく解説します。

一時使用を中止して様子を見る

まず1つ目は育毛剤の使用中止。 育毛剤で頭皮に赤みが出たら、すぐに使用を中止して、洗い流してください。その後は2~3日様子を見ます。 そのまま使い続けると炎症や脱毛が進むだけではなく、頭皮や髪の毛の状態が悪くなります。

症状が赤みだけの場合

2~3日様子を見て、赤みが引いたら『一時的な血流の増加』が原因なので、育毛剤の使用を再開しても問題ありません。 しかし、育毛剤を使う度に赤くなる場合は、アレルギー反応が起こっている可能性もあるので、商品の変更を考えます。

赤み+他の症状がある場合

赤みと同時にかゆみや痛み、湿疹などの症状が出たら、触ったり、掻いたりしないようにしましょう。 また、洗髪はシャンプー剤を使わず、お湯だけにして、頭皮への刺激を減らすように心がけます。 どうしてもシャンプー剤を使う場合は、刺激の少ないアミノ酸系がおすすめです。すすぎをしっかりすることも忘れずに。 そして、ヘアスタイルを整えるワックスやスプレーの使用は控えます。日差しが強い時は帽子を被らずに日傘で紫外線を防ぎましょう。

市販の薬は塗らない

2つ目は、薬局やドラッグストアで売っている市販薬を使わないことです。 最近は頭皮専用の炎症やかゆみ、湿疹を治す市販の薬が発売されています。病院へ行く時間がない方には便利かもしれませんが、おすすめはできません。 なぜなら、市販薬にはステロイド(副腎皮質ホルモン)が含まれていることが多く、副作用で頭皮が薄くなるからです。 頭皮が薄くなると毛根の深さが浅くなるので、抜けやすくなります。 また、赤みやかゆみを抑えると同時に免疫機能を弱めてしまうので、雑菌や細菌が増殖し、頭皮ニキビなどを増やします。 ですから、もし市販薬を使うのであれば、最長でも1週間程度の期間限定にしましょう。 そして、1週間市販薬を使って症状が改善されていなければ、皮膚科へ行くことをおすすめします。

悪化したら皮膚科へ

3つ目は、最後は病院での治療。 育毛剤の使用を中止したのに、いつまでも症状が治まらない、炎症が悪化した、こんな時はすぐに皮膚科を受診してください。 また病院へ行く際には、使った育毛剤の成分表を持っていくと、診察がスムーズに進みます。 この章では、育毛剤を使って起こる赤みの対処法を3つ解説しましたが、できれば、使用前に頭皮が赤くならない育毛剤を知りたいですよね。 そこで、次の章で選び方について詳しく説明します。

頭皮が赤くならない育毛剤の選び方

頭皮が赤くならない育毛剤の選び方は、次の3つです。
  • 肌質に合った育毛剤を選ぶ
  • 配合されていない成分を確認する
  • 配合されている成分を確認する
1つずつ詳しくお話します。

肌質に合った育毛剤を選ぶ

肌質に合った育毛剤を選ぶ 1つ目は、自分の肌質に合った育毛剤を選ぶことです。 肌質によって育毛剤のタイプを変えれば、頭皮の赤みを防ぐことができます。

普通肌

肌バランスが整っている普通肌。しかし、女性の頭皮は生理周期や季節などで乾燥しやすいので、保湿成分が頭皮の奥まで浸透するナノ化型の育毛剤がおすすめです。

乾燥肌

頭皮や毛穴の内部まで乾燥している可能性があるので、水分を取り込む力と維持する力に優れた高保湿育毛剤がおすすめ。

オイリー肌

トロミタイプの育毛剤を使うと頭皮や髪の毛がべたつくので、テクスチャーの軽いサラサラタイプの育毛剤がベスト。

敏感肌

頭皮を刺激する合成成分(界面活性剤や着色料、香料など)が入っていない、無添加の育毛剤なら安心です。

アトピー肌

アレルギーの原因となるアルコールが配合されていない『ノンアルコール育毛剤』なら、赤みやひりつきなどの心配がほとんどありません。

配合されていない成分を確認する

2つ目は、刺激成分や添加物が配合されていないか確かめます。 頭皮の赤みや炎症は、刺激性の成分や添加物によって起こることがあるので、避けるようにします。

避けたい成分一覧

刺激成分ミノキシジル
ショウキョウチンキ
ヒノキチオール
トウガラシチンキ
サリチル酸
添加物石油系界面活性剤
香料
着色料
シリコン
紫外線吸収剤
鉱物油
パラベン
合成ポリマー
刺激の強い成分は、配合量の上限が決められていることが多いです。 しかし、育毛剤ごとにどれくらいの量が含まれているのか、割合的なことはわからないので注意が必要です。 また、添加物が配合されていない場合に表示できる『無添加』ですが、基準が定められていないので、各メーカーによって違います。 ですから、何種類の添加物が配合されていないのか確かめることが大切です。

配合されている成分を確認する

3つ目は、配合されている成分の確認です。 育毛剤で起こる頭皮の赤みを予防する成分が入っているか確かめます。 また、炎症が起こっても症状を抑える成分が入っていれば、悪化することなく、すぐに頭皮の状態が元に戻るので安心です。

頭皮の赤みを予防する成分一覧

保湿成分海藻エキス
大豆(ダイズ)エキス
アロエエキス
ヒアルロン酸Na
トウキエキス
抗アレルギー成分ニンジンエキス
イチョウ葉エキス
ボタンエキス
チャエキス
エイジツエキス
抗炎症成分グリチルリチン酸ジカリウム
ビワ葉エキス
センブリエキス
ヘチマエキス
ユキノシタエキス
保湿成分は頭皮の乾燥を防ぎ、柔軟性を保たせるのに欠かせません。頭皮が健やかに整うことで、外部からの攻撃を受けないようになります。 抗アレルギー成分は、刺激によって起こるアレルギー反応を抑える働きがあります。アレルギーによって起こる炎症を予防するのに必要です。 また、抗炎症成分は、赤みを鎮静する効果があります。赤みを収めることで毛細血管の収縮や、炎症物質の発生を防げます。 このように肌質に気をつけて、成分を確認すれば、頭皮に赤みが出ない『自分に合った育毛剤』と出会えるようになります。

頭皮が赤くなりやすい育毛剤とは?

最後に避けるべき、赤みが出やすい育毛剤を紹介します。 下記の3つの育毛剤は選ばないようにしてください。
  • ミノキシジル配合育毛剤
  • 男女兼用育毛剤
  • 格安な育毛剤

ミノキシジル配合育毛剤

まず1つ目の選んではいけない育毛剤は、ミノキシジル配合育毛剤です。 ミノキシジルとは、日本皮膚科学会のガイドラインでも効果が認められている医薬品発毛成分です。 参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン しっかりとしたエビデンス(根拠や証拠)があり、薄毛改善効果が高いと評価されています。 例えば、市販で買える女性用ミノキシジル配合育毛剤(大正製薬・リアップリジェンヌ)の臨床試験では、『頭髪密度を高める』と実証済みです。 参考:大正製薬-臨床試験結果 しかし、ミノキシジル育毛剤には副作用があり、次のような症状が報告されています。
  • かゆみ
  • かぶれ
  • 赤み
  • ほてり
  • フケ
  • 湿疹
これらの副作用は、乾燥肌や敏感肌、アレルギー体質の女性に出やすいので注意が必要です。 また、妊娠中や産後、血圧や心臓などに持病があると使えません。 しかも、女性男性型脱毛症(FAGA)だけにしか効かず、生活習慣での薄毛やストレス性の抜け毛には効果なしです。 ですから、強い副作用があり、特定の薄毛にしか効かないミノキシジル配合育毛剤はおすすめできません。

男女兼用育毛剤

2つ目の避けるべき育毛剤は、男女兼用育毛剤です。 薄毛の原因は、男性と女性で違います。 男性の薄毛は男性ホルモンが原因と解明されていますが、女性の薄毛は、色々な要因が重なり合って起こることが多いので、原因がはっきりしません。 また、頭皮の厚さや皮脂の分泌量、水分保持力など男女で差があります。 しかも、男女兼用育毛剤は女性用育毛剤よりも刺激が強く、どちらかと言うと男性寄りに作られているので、女性向きではありません。 ですから男女兼用育毛剤は、頭皮に赤みが出やすい育毛剤といえます。

格安な育毛剤

3つ目の頭皮が赤くなりやすい育毛剤は、値段の安い育毛剤です。 価格が安い育毛剤は、安価な成分が配合され、配合成分数が少しで、日本以外の国で製造されています。 そのため、薄毛改善効果や副作用、安全性に疑問があります。

まとめ

育毛剤で起こる頭皮の赤みは、薄毛悪化の原因となってしまうので、早めの対処が肝心です。 きちんと対応すれば、抜け毛の量が増えることもないので、気が付いたら、すぐに使用を止めましょう。 また、育毛剤の選び方を間違えなければ、頭皮に赤みは出ません。ですから、ここで紹介した選び方をぜひ参考にしてくださいね。

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