女性用育毛剤に使われる天然成分は本当に安全?効果や副作用を徹底解説

女性用育毛剤に使われる天然成分は本当に安全?効果や副作用を徹底解説

育毛剤は毎日使うアイテムなので、できれば頭皮に優しい商品がいいですよね。

だから自然派の天然成分配合の育毛剤を選びたい方も多いと思います。

とくに肌が弱かったり、アレルギーがあったりすると化学的な合成成分がたくさん入った育毛剤は避けたいのではないでしょうか。

でも成分表示を見ても、どれが天然成分で合成成分かわかりませんよね。

今回は、女性用育毛剤に使われる天然成分の効果や副作用について解説したいと思います。

また天然成分配合のおすすめ女性用育毛剤も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

天然成分は本当に頭皮に優しい?

女性用育毛剤に配合されている成分は、大きく分けて植物などから作られる天然成分と化学的に生成された合成成分になります。

天然成分は『肌に優しい安全な成分』、合成成分は『副作用の強い危険な成分』とイメージしますが、本当にそうでしょうか。

ちょっと探ってみます。

天然成分が優しいと言われる理由

天然成分は、植物や海藻などから抽出されたエキスですから、石油や化学物質で作られた合成成分よりも効果が穏やかで、副作用の心配がほとんどありません。

また一成分一作用ではなく、多様な働きを持っているため、天然のパワーが良い具合に分散されて強い刺激になることがないんです。

ですから特定の薄毛だけではなく、いろんなタイプの薄毛のケアに効果的です。

しかも、自然界にあるものから作られているため、体内に蓄積しにくく安全になります。

天然成分の安全性

でも、天然成分だからといって、すべてが頭皮に優しいわけではありません。

天然成分の中には刺激性の強い種類もあり、赤みやひりつき、痛みなどの副作用が起こることがあります。

刺激がある天然成分

  • トウガラシチンキ
  • メントール
  • ショウキョウチンキ

とくに女性は男性よりも地肌の厚さが薄く、皮脂量も少ないため刺激のある成分に反応しやすいので、気をつけないといけません。

また、アレルギー体質だと植物や海藻が、かゆみや湿疹などのアレルギー症状を引き起こすアレルゲンになることがあります。

ですから、育毛剤を選ぶ時は成分表を確認することが大切です。

頭皮や体の調子で刺激になることもある

そして、私たちに問題があることで天然成分による副作用が出ることもあります。

それは頭皮の状態や体調などが悪いときです。

例えば、生理前や生理中は肌が敏感な時期。普段は刺激にならない天然成分が頭皮を感化して副作用が発生することもあります。

また、地肌の乾燥や日焼けなどでバリア機能が弱っていると副作用が出やすいので気をつけてください。

天然成分のメリット・デメリット

育毛剤に配合されている天然成分は、女性の頭皮に優しく作用して抜け毛を防ぎます。

いいことばかりに思える天然成分ですが、メリットばかりではなくデメリットもあるんです。

そこで天然成分のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

天然成分の最大のメリットは安全性。副作用の少なさです。

しかし、それだけではありません。

昔から東洋医学や民間治療などに使われていて、漢方薬に含まれていることも多いため信頼性があります。

メリット

  • 副作用がほとんどない
  • 穏やかに作用する
  • 体内に蓄積しにくい
  • 1つの成分に色々な効果がある
  • 古くから使われている
  • 生薬成分が多い

デメリット

次にデメリットです。

天然成分の一番のデメリットは、薄毛改善効果までの時間が長いことです。頭皮や毛穴に優しく作用する分、すぐに効果が出ません。

即効性がないので『なかなか生えてこないな』と感じますが、イライラせずに諦めないでケアすることが大切になります。

2~3か月ではなく、半年は続けることをおすすめします。

デメリット

  • 効果を実感するまで時間が掛かる
  • アレルゲンになることがある
  • 刺激の強い成分がある
  • 匂いを感じることがある

注意点

それから、天然成分には少し注意点があるのでお話します。

天然成分の中には、オイル、油系のエキスもあります。

植物などから抽出されたオイル系成分には、頭皮の乾燥を防いだり、菌の繁殖を抑えたり、活性酸素の働きを弱めたりする効果があるので、女性の薄毛対策には欠かせません。

でもオイル系の天然成分は、酸化しやすいので保管に注意が必要です。

とくに柑橘類オイル成分(オレンジ・ユズ、グレープフルーツなど)は、直射日光や湿気を嫌うので、暗くて風通しがいいところに置いておくのがベスト。

だから、天然オイル系成分が配合されていたら、洗面所に置きっぱなしにするのはやめましょう。

天然成分の効果と副作用

女性用育毛剤に配合されている天然成分は100種類以上です。すべてを紹介することができないので、よく使われている天然成分の効果と副作用について解説します。

まずは、10種類の天然成分の効果を見てみましょう。

天然成分の効果

ここで紹介する天然成分は、どれも人気が高く、多くの女性用育毛剤に使われています。

女性の薄毛原因や頭皮に合った成分ばかりなので、色々な育毛剤に配合されているんでしょね。

天然成分一覧

天然成分効果
センブリエキス血行促進
細胞活性化
抗酸化
グリチルリチン酸ジカリウム消炎
抗菌/殺菌
抗アレルギー
抗酸化
ビワ葉エキス抗酸化
細胞活性化
男性ホルモン抑制
海藻エキス保湿
抗アレルギー
血行
トウキエキス血行
保湿
消炎
大豆エキス女性ホルモン様
保湿
皮脂抑制
アロエエキス抗菌/殺菌
消炎
保湿
ヒオウギエキス男性ホルモン抑制
保湿
女性ホルモン様
ボタンエキス消炎
抗酸化
血行
茶エキス抗酸化
抗菌/殺菌
消炎

センブリエキス

毛細血管を広げて、酸素や栄養素を含んだ血液を毛根に届けます。髪の毛は毛細血管が運んでくる血液がなければ成長できません。

また、発毛をコントロールする毛乳頭細胞を活性化する効果もあります。細胞の働きが良くなると髪の毛が太くなったり、毛穴から生える本数が増えたりします。

グリチルリチン酸ジカリウム

アレルギー症状を抑えて、地肌の炎症を改善することができる成分です。

しかも、細胞を劣化させる活性酸素の除去に効果的なフラボノイド系の物質が多く含まれているので、頭皮のアンチエイジングにも期待できます。

ビワ葉エキス

髪の毛を作る毛母細胞の働きを活発にして増殖させる効果があります。そのため抜ける毛よりも生えてくる毛の方が多くなって薄毛が改善されるのです。

また、脱毛を進行させる男性ホルモンの働きを低下させる効果もあります。

ですから、男性ホルモンが原因で起こる女性男性型脱毛症(FAGA)の予防や改善におすすめの成分です。

海藻エキス

海藻類に含まれているネバネバ成分のフコイダンには優れた保湿効果があります。

しかも、血中の中性脂肪やコレステロールなどを排出する働きもある成分で、血液をサラサラにして血行を促進します。

トウキエキス

毛細血管を広げたり、血液をサラサラにしたりして血の巡りを良くする成分です。

また強力な抗炎症作用があり、頭皮や毛穴の状態を健やかに保つことができます。

歯磨き粉や基礎化粧品にも含まれている安全性の高い成分です。

大豆エキス

加齢やストレスなどで分泌量が減ってしまう女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが含まれています。

女性ホルモンには髪の毛を太くしたり、寿命を延ばしたりする育毛効果があるので、分泌量が低下すると抜け毛が増え、薄毛が気になります。

しかも大豆エキスは、保湿成分のセラミドと同じような性質のレシチンが含まれているので、頭皮の乾燥に有効な成分です。

アロエエキス

3大保湿成分のひとつであるコラーゲンの生成を助ける作用があります。

また、水分を貯えるネバネバ成分のムコ多糖類が含まれているので、頭皮の乾燥を防ぐのに有効な成分です。

また、日焼けなどで起こる炎症を抑えるサルチル酸やベレクチンも含まれています。

ヒオウギエキス

女性ホルモン様作用のある成分。生活習慣の乱れやストレスなどで減ってしまった女性ホルモンの代わりとなって髪の毛を太くします。

しかも、抜け毛促進作用がある男性ホルモンの働きを抑える効果も抜群です。

ですから、ヒオウギエキスは女性の薄毛ケアだけではなく、男性のハゲ予防にも有効な成分なんです。

ボタンエキス

紫外線などの外的刺激で起こる炎症を抑える効果があります。

頭皮が炎症を起こすと内部の水分が蒸発したり、毛根が傷ついたりして髪の毛がうまく成長しません。細毛が増えて地肌が透けて見えるようになります。

また、ボタンエキスには毛細血管を拡張して血流を良くする作用もあります。

茶エキス

強力な抗菌、殺菌作用のあるカテキンが含まれている成分です。ビタミン類も豊富で抗酸化作用のあるビタミンCも含有されています。

次は天然成分の副作用についてお話します。

天然成分の副作用

副作用の心配が少ない天然成分。

しかし、敏感肌やアレルギー体質、体の不調などによって、稀に副作用が起こることもあります。

天然成分で起こる主な副作用は次の3つです。

天然成分で起こる副作用

  • 赤み
  • 温感
  • 痛み

赤み

赤みは血行促進作用のある成分で起こる副作用。

頭皮の毛細血管が拡張され血の巡りが良くなり、一時的に赤みが出ることがあります。

温感

温感も血行促進作用のある成分で起こる副作用です。地肌全体の血行が良くなって温かく感じます。

赤みと同時に発生することが多く、長引くことはありません。

痛み

痛みは天然成分が頭皮に合わないことで起こる副作用です。

乾燥肌や敏感肌、体調の悪い時に起こりやすく、ヒリヒリするひりつきやピリピリ感を感じることがあります。

天然成分で起こる副作用はどれも軽度で、重症化することはありません。

しかし、ちょっとでも頭皮に異常を感じたら使用を中止して様子を見てください。

また、再度の使用で同じような副作用が出た場合、皮膚科などの病院へ行きましょう。

天然成分配合の育毛剤の選び方

天然成分の良い点、悪い点がわかったところで、次は天然成分配合育毛剤の選び方について説明しましょう。

天然成分が配合された女性用育毛剤ならどれでも同じ!なんて考えていると薄毛が余計にひどくなることもありますよ。

選び方のポイントは次の3つです。

  • 頭皮を確認する
  • 天然成分の数
  • 合成成分とのバランス

頭皮を確認する

まず1つ目は、自分の頭皮を知ることです。

女性用育毛剤は、頭皮の肌質や状態を確認してから選びましょう。

肌質に合っていない育毛剤は薄毛を改善する力が弱いし、地肌が荒れていたり傷付いていたりしたら副作用が出やすいです。

また、ホルモンバランスが崩れている生理前や生理中、風邪などで体調が悪い時も頭皮が敏感になっているので、おすすめできません。

天然成分のパワーをしっかりと実感するには、頭皮の肌質や状態をしっかりと把握することです。

天然成分の数

2つ目は、配合されている天然成分の数に惑わされないようにすることです。

女性用育毛剤に配合されている天然成分の数は、商品ごとに違います。

10種類以下の商品があったり、100種類近くも含まれていたりする育毛剤があります。

どちらがいいかは個人差があるので一概には言えませんが、それぞれに適したタイプがあるので参考にしてください。

配合成分数が少ない方がいいタイプ

  • アレルギー体質の方
  • 特定の成分の効果を実感したい方

アレルギー体質の方

配合されている成分が少ないと、アレルゲンとなる成分数も限られます。

また、アレルギー症状が出た場合、アレルゲンの特定がしやすいです。

成分の効果をしっかり実感したい方

配合されている成分数が少ないと、1つ1つの配合量が多くなります。

そのため、それぞれの成分の作用を実感しやすいです。

配合成分数が多い方がいいタイプ

  • 薄毛の原因がわからない方
  • 相乗効果を実感したい方

薄毛の原因がわからない方

配合されている成分が多いと、色々なタイプの薄毛を網羅することができます。

薄毛の原因が血行不良なのか、それとも女性ホルモンの減少なのか、または色々重なって起こっているのか、わからないときのケアに適しています。

相乗効果を実感したい方

天然成分の中には一緒に配合することで相乗効果が生まれる種類があります。

例えばアスパラギン酸やセリン、バリンなどのアミノ酸系成分は1つよりもまとめて配合されているほうが効果を発揮するんです。

合成成分とのバランス

3つ目は合成成分とのバランスを見ることです。

女性用育毛剤は抜け毛を予防して薄毛を改善するアイテムです。そのため、合成成分が一切配合されていない商品はありません。

ですから、天然成分と合成成分の配合バランスを確かめて、天然成分多めの育毛剤を選ぶようにしましょう。

合成成分でも刺激や副作用がない種類はたくさんあります。

例えば、パントテニルエチルエーテルやニコチン酸アミドは、ビタミンB群の一種で誘導体です。

ビタミンB群のままでは安定性が悪く、薄毛改善効果も低いことから化学的に加工され作られました。

だから、天然成分=安全、合成成分=危険ではないんですよ。

まとめ

天然成分は化学成分に比べると作用が穏やかなため、薄毛改善効果を実感するまでに時間が掛かります。

しかし、その分重篤な副作用が起きることがなく安全な成分です。

女性の頭皮は男性よりも敏感ですから、天然成分が多く配合されている育毛剤を選ぶようにしましょう。