髪を結ぶと薄毛になる?女性に多い牽引(けんいん)性脱毛症の症状や改善法、有効な育毛剤を解説

髪を結ぶと薄毛になる?女性に多い牽引性(けんいん性)脱毛症の症状や改善法、有効な育毛剤を解説

女性は学校や仕事上、どうしても髪の毛を結ばないといけない場合がありますよね。

でも、毎日同じ髪型をしていると生え際や耳の上(側頭部)などの地肌が透けて見えてきませんか?

髪の毛を結んだり、頭皮を引っ張ることで起こる『牽引(けんいん)性脱毛症』は外因性の薄毛です。

年齢に関係なく起こる脱毛症で、小さいお子さんほど進行が速いと言われています。

そこで今回は、牽引性脱毛症の原因や症状、効果的な改善方法を解説。また、牽引性脱毛症に効果的な女性用育毛剤もご紹介します。

牽引性脱毛症の症状

牽引性脱毛症の症状は、円形脱毛症と似ていて、一定部位の髪の毛が薄くなるというもの。髪の毛が引っ張られた部分、または圧迫された部位に出やすいのが特徴です。

ですから、頭全体が薄くなる女性男性型脱毛症(FAGA)や分娩後脱毛症とは症状の出方が違います。

牽引性脱毛症の症状が出やすい箇所は、次の3つです。

前頭部(生え際・前髪)

1つ目は、こめかみや前髪を作った時にできる境目です。

こめかみ部分が後退して、そり込み型に薄くなったり、前髪の境目が太くなったりして気がつきます。

頭頂部(分け目・つむじ周辺)

2つ目は、分け目やつむじの周りです。

分け目部分が太くなったり、つむじが大きくなったりする症状が出ます。

分け目部分が太くなったり、つむじが大きくなったりする症状が出ます。

側頭部(耳の上・頭の横)

3つ目は、耳の上やもみあげ周辺、頭の横に当たる部分です。

下の写真はスーパーモデルのナオミ・キャンベル。明らかに耳の周りが薄くなっています。エクステが原因の牽引性脱毛症です。

このように牽引性脱毛症の症状は、色々な場所に現れます。頭全体に広がっていくことはありません。

次の章では、原因についてお話します。

牽引性脱毛症の原因

牽引性脱毛症の原因は、外部からの刺激です。一般的な女性の薄毛や脱毛症よりも原因がはっきりしています。

主に考えられる原因は次の3つです。

  • 髪型
  • 毎日のケア
  • エクステ

では、それぞれを詳しく説明します。

髪型

牽引性脱毛症の最も大きな原因が髪型。同じ髪型を長期間していると、頭皮や毛穴、毛根に負担が掛かり、毛髪が抜けていきます。

飲食関係の仕事や接客業、シンクロやバレエなどのスポーツをしている女性は、髪の毛を結ぶ髪型をしていることが多いので、牽引性脱毛症になりやすいです。

次のような髪型には気をつけましょう。

ポニーテールやお団子ヘア、三つ編み

ポニーテールやお団子ヘア、三つ編みをいつも同じ場所でしていると、その部分が常時引っ張られている状態なのでダメージが蓄積され、抜け毛が増えます。

カチューシャやヘアバンド

カチューシャやヘアバンドも長時間の使用は避けるべきです。髪の毛を結ばない形ですが、引っ張っている状態には変わりません。

ずっと同じ分け目

分け目の位置を変えないと、髪の毛の重みで牽引性脱毛症を発症します。とくにロングの女性は気をつけなければいけません。

また、分け目部分は地肌がむき出しなため、紫外線を浴びやすくダメージを受けやすい部位。牽引性脱毛症がとくに発症しやすいです。

毎日のケア

2つ目の原因は、毎日行うヘアケアです。

女性は男性よりも髪の毛に対する意識が高いですよね。少しでも艶やかでサラサラな髪の毛を手に入れようと、日々のヘアケアに力を入れている方も多いと思います。

でも日常的なケア方法が原因となって、牽引性脱毛症を発症させることがあります。

ヘアアイロン

ヘアアイロンは色々なアレンジができるので、女性には欠かせないアイテムです。

でも、髪の毛を引っ張りながら使ったり、1日に何度も使用したりするのは止めましょう。

また熱を利用して髪の毛を巻いたり、ストレートにするので、水分の蒸発やキューティクルの損傷などが起こります。

ブラッシング

毎日行うブラッシングも牽引性脱毛症の原因です。

髪の毛が絡まっているのに無理やりブラシでとかしたり、力を入れて乱暴にブラッシングしたりしていませんか?

エクステ

自分の髪の毛に『付け毛』することで、気軽にヘアチェンジができるエクステ(エクステンション)。若い女性だけではなく、30代や40代の女性にも人気がありますね。

でも、地毛にエクステを編み込んだり、髪の根元に接着剤やシールでくっ付けたりするので、髪の毛や頭皮、毛穴に負担が掛かります。

またエクステを装着すると、しっかりとシャンプーができなくなるので、頭皮が不潔な状態になり、さらに髪の毛が抜けやすくなることも!

エクステを薄毛隠しに使う方もいますが、絶対に止めるべきです。

このように牽引性脱毛症は外部からの刺激が原因の薄毛です。

でも外的刺激によって頭皮や毛穴、毛根に負担が掛かると、なぜ髪の毛が抜けるのでしょうか?次の章でお話します。

牽引性脱毛症のメカニズム

この章では、牽引性脱毛症の発症メカニズムを探っていきます。

髪の毛を長期間引っ張ることで抜け毛が増える理由は次の3つです。

  • 頭皮の血行が悪くなる
  • 毛根のダメージ
  • 毛穴の損傷

では、それぞれを詳しく解説します。

頭皮の血行が悪くなる

まず1つ目は血行不良です。

髪の毛を引っ張り続ける、または圧迫し続けると頭皮が緊張状態になり、毛細血管が収縮します。

そのため血行不良になり、髪の毛の成長に必要な血液中の酸素や栄養素が毛根に届きません。

毛根内には髪の毛を作る毛母細胞や発毛をコントロールする毛乳頭細胞などがあり、血液が不足すると働きが鈍くなります。

毛根のダメージ

2つ目は毛根のダメージです。

髪の毛を長い期間引っ張ることで、毛穴の中に埋まっている毛根が弱って、固定力が徐々に低下します。

また、毛根が弱ると血液からの栄養補給がスムーズにいかないため、細い毛ばかりが増えて、ちょっと引っ張っただけでも抜けます。

そのため髪の毛を結べば結ぶほど抜け毛が増加。牽引性脱毛症へと進行していきます。

毛穴の損傷

3つ目は毛穴の損傷です。

髪の毛はヘアサイクル(髪の毛の生え変わり)によって発毛と脱毛をくり返していて、時期がくると毛根部分が小さくなり自然に毛穴から抜け落ちます。

しかし、抜ける時期ではない髪の毛を引っ張ると、毛根部分が太いまま無理やり毛穴を通る形になるため傷がつきます。

毛穴は毛根の定着や毛髪の成長サポートなど、色々な役割がある器官です。傷つくことで本来の働きができなくなり、その結果、髪の毛が抜けやすくなります。

このように牽引性脱毛症は、3つの発症メカニズムが同時に起こる薄毛です。

ただし、原因がはっきりしているので改善しやすい脱毛症。そこで次の章では、牽引性脱毛症の改善方法を解説します。

牽引性脱毛症の改善方法

牽引性脱毛症は、他の脱毛症よりも改善しやすいのが特徴です。しかし、元の状態に戻るまで時間が掛かることがあります。

そこで、この章では少しでも早い改善を目指すべき、3つの方法を解説します。

髪型やヘアケアの見直し

まず1つ目の改善方法は、髪型やヘアケアの見直しです。

今までとは違った髪型やヘアケアアイテムの使い方を変えるだけで牽引性脱毛症は改善されます。

結ぶことを止めたり、思い切って髪の毛を切ったり、分け目の位置を小まめに変えたり、ちょっとしたことで頭皮や毛穴、毛根の負担を減らすことが出来ます。

ジグザグ分け目の作り方

でも、どうしても仕事や学校で結ばないといけない方もいますよね。

そんな時は結ぶ位置や場所を変えたり、結ぶ力を弱めたり、シュシュを使ったりして、少しでも一定部分の負担を減らしてください。

また家に着いたら、すぐに髪の毛をほどいて、頭皮の緊張を和らげることも大切です。

それから、ヘアアイロンの使用回数を減らしたり、正しいブラッシング方法をマスターしたりすることも牽引性脱毛症を防ぎます。

正しいブラッシング方法

  • まずは髪の毛を保護してくれるスプレーやクリーム、オイルなどで静電気を防ぎます。

  • 次に毛先から優しくブラッシング。絡んでいる毛をほぐしながら、ゆっくりと。

  • そして中央付近から毛先へとかして、最後に根元から全体をとかします。

育毛剤

2つ目は育毛剤です。

女性用育毛剤には頭皮の状態を整える作用や、発毛や育毛をサポートする効果があります。

牽引性脱毛症には、血行促進成分、細胞活性化成分、抗炎症成分が配合された女性用育毛剤がおすすめです。

牽引性脱毛症におすすめの育毛剤成分

血行促進成分センブリエキス、ニンジンエキス、イチョウ葉エキス
細胞活性化成分ビワ葉エキス、海藻エキス、パントテニルエチルエーテル
抗炎症成分グリチルリチン酸ジカリウム、ボタンエキス、アロエエキス

血行促進成分

センブリエキス

毛細血管拡張作用に優れた成分。育毛や発毛をサポートする有効成分として女性用育毛剤に配合されています。

ニンジンエキス

血液をサラサラにする効果や、赤血球の生成促進作用など、血液の循環に深く関わっている成分です。また、自律神経を整えて血管の収縮を和らげる効果もあります。

イチョウ葉エキス

毛細血管を強くして広げる作用のある成分です。また、血の塊(血栓)を防ぐ効果もあります。

細胞活性化成分

ビワ葉エキス

髪の毛の生成工場である毛母細胞を増やす作用があります。また、脱毛を命令する因子(FGF-5)を抑制する効果もある成分です。

海藻エキス

毛母細胞に作用する成長因子(FGF-7)を増やす作用があります。

パントテニルエチルエーテル

髪の毛の種となる毛包幹細胞を増やして、毛母細胞を活発にする成分です。ビタミンB群活性があります。

抗炎症成分

グリチルリチン酸ジカリウム

抗炎症作用のほかに、アレルギー抑制効果や殺菌作用もある成分です。また、アトピーの治療にも使われています。

ボタンエキス

炎症を抑える効果のある成分です。とくに紫外線(日焼け)による赤みなどを予防する作用に優れています。

アロエエキス

昔から火傷や日焼けなどに有効と言われている成分。安全性が高く炎症をしっかりと抑えてくれます。

おすすめの育毛剤

牽引性脱毛症に効果的な育毛剤は、『ルプルプ(LPLP)薬用育毛エッセンス』です。

牽引性脱毛症に効果的な育毛剤は、『ルプルプ(LPLP)薬用育毛エッセンス』です。

血行促進成分のセンブリエキス、細胞活性化成分の海藻エキスやパントテニルエチルエーテル、抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムなどが配合されています。

しかも、香料や着色料などの刺激成分が無添加。髪の毛を引っ張られて弱った頭皮や毛穴に優しく作用します。

また定期コースがあるので継続しやすく、髪の毛が元に戻るまで、しっかりとケアを続けることができる育毛剤です。

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頭皮マッサージ

3つ目は頭皮マッサージです。

頭皮の緊張をほぐし、血行を改善するのに効果的な頭皮マッサージ。育毛剤使用後にすることで、頭皮や毛穴に成分がしっかりと浸透します。

気になる部分を中心に、ゆっくり優しく指で円を描くように頭皮を押し回してください。1日2回、3分~5分行うことで毛細血管が広がり、血流が良くなります。

牽引性脱毛症は病院で治す薄毛ではありません。頭皮の負担を減らし、育毛剤と頭皮マッサージを続けることで改善される薄毛です。

子供の牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、年齢に関係なく発症します。この章では、小さいお子さんの牽引性脱毛症について解説します。

進行の速さ

まず、子供の牽引性脱毛症は進行が速いと言われています。

子供の髪の毛は大人に比べて細く柔らかく、毛穴や毛根が未発達なため、外部からの刺激に弱く、抜けやすいのが特徴です。

そのため、髪の毛が抜け始めると短期間のうちに牽引性脱毛症が進行します。

幼稚園や小学校低学年のお子さんは、ママに髪の毛を結んでもらいますよね。その時『ママ痛い』と言われたら、『今日は結ぶのやめておこうね』と言ってあげてください。

また、結ぶ時には位置を変えたり、アレンジを変えたりして、できるだけ髪の毛を引っ張らないようにしましょう。

改善にはママの助けが必要

次に子供の牽引性脱毛症を治すには、ママの手助けが必要不可欠です。

  • 洗髪
  • ドライヤー
  • ブラッシング

これらは、絶対にママがしてあげてください。

シャンプーは刺激成分が配合されていないアミノ酸系に変更すること、ドライヤーを使う時には温風と冷風を交互に使って乾かすこと、毛先から優しくブラッシングすること、この3つはママのお仕事になります。

精神的なケアも重要

そして最も重要なのは精神的なフォローです。

牽引性脱毛症で抜けた髪の毛が元に戻るまでには、それなりに時間が掛かります。その間、お子さんが不安になったり、傷つかないようにしてあげることが大切です。

精神的なストレスは抜け毛の原因になります。牽引性脱毛症が悪化することもあるので、家族の協力が必要です。

まとめ

牽引性脱毛症は原因がはっきりとわかっている薄毛です。きちんと原因を取り除くことで改善します。

ただ、すぐには治らないので根気よく女性用育毛剤を使い、頭皮マッサージを続けることが肝心です。